新しいブログを作りました
TRYal and error
http://d.hatena.ne.jp/tryalnigro/
DBCLSという機関の統合牧場というところで働き始めた関係で、生命科学のネタはこちらに書こうと思います。
こっちは(今あんまり書いてませんが)アニメとかゲームとか言語学にしようと思います。
http://d.hatena.ne.jp/tryalnigro/
DBCLSという機関の統合牧場というところで働き始めた関係で、生命科学のネタはこちらに書こうと思います。
こっちは(今あんまり書いてませんが)アニメとかゲームとか言語学にしようと思います。
麻雀の問題
mixiの掲示板で見つけた麻雀の問題です。
「Q.AさんとBさんが門前でテンパイしています。 ところがなんとAさんの手牌13枚が全てBさんの当たり牌になっており、 さらにBさんの手牌13枚が全てAさんの当たり牌になっていました。 AさんBさんとも役満手でないとすると、二人の手牌はどのようなものが 考えられるでしょうか? 」
答を考へてみました。
取り敢へず清一色でないと有り得ないと假定して作ってみました。
(aYaさんに協力頂きました)
7種類8面張型の組
1113334567888(2〜9待ち)
2223456777999(1〜8待ち)
6種類8面張型の組
1112334455666(1〜7待ち)
2223344556777(1〜8待ち)
2223445566777(1〜8待ち)
3334455667888(2〜9待ち)
3334556677888(2〜9待ち)
4445566778999(3〜9待ち)
6種類7面張型の組
1112233445566(1〜7待ち)
2233445566777(1〜7待ち)
2223344556677(2〜8待ち)
3344556677888(2〜8待ち)
3334455667788(3〜9待ち)
4455667788999(3〜9待ち)
これ以上牌の種類を少なくすると枚數不足、これ以上多くすると役満になるのでダメです。
8種類8面張はおそらく出來ないと思ひます。
清一色以外では多分できないでせう。
「Q.AさんとBさんが門前でテンパイしています。 ところがなんとAさんの手牌13枚が全てBさんの当たり牌になっており、 さらにBさんの手牌13枚が全てAさんの当たり牌になっていました。 AさんBさんとも役満手でないとすると、二人の手牌はどのようなものが 考えられるでしょうか? 」
答を考へてみました。
取り敢へず清一色でないと有り得ないと假定して作ってみました。
(aYaさんに協力頂きました)
7種類8面張型の組
1113334567888(2〜9待ち)
2223456777999(1〜8待ち)
6種類8面張型の組
1112334455666(1〜7待ち)
2223344556777(1〜8待ち)
2223445566777(1〜8待ち)
3334455667888(2〜9待ち)
3334556677888(2〜9待ち)
4445566778999(3〜9待ち)
6種類7面張型の組
1112233445566(1〜7待ち)
2233445566777(1〜7待ち)
2223344556677(2〜8待ち)
3344556677888(2〜8待ち)
3334455667788(3〜9待ち)
4455667788999(3〜9待ち)
これ以上牌の種類を少なくすると枚數不足、これ以上多くすると役満になるのでダメです。
8種類8面張はおそらく出來ないと思ひます。
清一色以外では多分できないでせう。
QMAの「問題」
ゲーセンに置いてあるQMA(クイズマジックアカデミー)ですが、割と詳しい分野が出ると間違ひに敏感になります。
例へば、
理系セレクト
「46億年前、地球できた當時の大氣の主成分は何だったと考へられてゐる?」
と言ふ問題で、答へは「二酸化炭素」なんですが、
地球の原始大氣であると取ると水素やヘリウムでも正解なんですよね。「46億年前」って書いてあるし。
あと「クレアチン」が答へになる問題で、
「〜アミノ酸は?」って聞いてるんですけどクレアチンはアミノ酸ぢゃないですよね答へられないですよ。
更に文系に飛んでエフェクト問題、
「捏造」
は「ねつぞう」でいいんですが、これは慣用讀みです。本來の讀みである「でつぞう」も正解にするべきだと思ふのですが、これだと×を喰らひます。
まぁクイズなのでこんなもんですよね。
例へば、
理系セレクト
「46億年前、地球できた當時の大氣の主成分は何だったと考へられてゐる?」
と言ふ問題で、答へは「二酸化炭素」なんですが、
地球の原始大氣であると取ると水素やヘリウムでも正解なんですよね。「46億年前」って書いてあるし。
あと「クレアチン」が答へになる問題で、
「〜アミノ酸は?」って聞いてるんですけどクレアチンはアミノ酸ぢゃないですよね答へられないですよ。
更に文系に飛んでエフェクト問題、
「捏造」
は「ねつぞう」でいいんですが、これは慣用讀みです。本來の讀みである「でつぞう」も正解にするべきだと思ふのですが、これだと×を喰らひます。
まぁクイズなのでこんなもんですよね。
トランスポゾン
8月の下旬に基礎生物學研究所に行ってきたので大雜把に書いてみようと思ひます。
トランスポゾンについての研究體驗をしてきました。
まずトランスポゾンとは何か。
トランスポゾンといふのは、一言でいふと「DNA上を動く鹽基配列」です。
トランスポゾンには二種類あります。
・レトロトランスポゾン・・・DNAからRNA轉寫→そこから相補的な配列のDNA(cDNA)が逆轉寫→そのDNAがある場所に插入
・DNAトランスポゾン・・・DNAがある場所から離脱→違ふ場所に插入
といふ感じです。
レトロトランスポゾンはその配列がコピーされて別の所にズバズバ入っていくのに對し、DNAトランスポゾンはDNA上である配列がピョッと離脱して他の場所にスポッと入るやつです。
自分が實驗してきたのはDNAトランスポゾンの方です。DNAトランスポゾンが移動することを「轉移」と云ひます。
ではトランスポゾンがいつ轉移するか。「DNAって生物によって決まってるものだから、少しでも變ってしまふとやばいんぢゃない?」って思ってる人もゐるやうですが、實はこのトランスポゾンのせゐで(お蔭で)DNAは刻々と變ってゐます。(トランスポゾンの轉移は動物では少なく、植物では多いやうです。)
不斷は轉移しないやうに制御されてゐるみたいですね。しかし、環境の變化によって刺激が加はるとそれがトランスポゾンの轉移を促して(制御が外れて)DNAが變化します。そして偶然、環境に適應できるやうに進化できれば・・・といふやうに、トランスポゾンは進化の原動力と言はれています。

同じトウモロコシなのに實の色が違ふ。これはトランスポゾンが轉移したりしなかったりしてゐる結果です。こんなに頻繁に飛んでゐるんですね。
因みにこの「動く遺傳子」を發見したバーバラ・マクリントックはトウモロコシを見てこのアイディアを思ひ付いたさうです。
實驗にはイネを使ひました。
今回はミュータント(變異體)に親指姫變異體といふ、矮小型のものをもちゐました。
この變異體はジベレリンの受容體(タンパク質)をコードする遺傳子に、トランスポゾンが插入した結果、發現しなくなったものです。
(ジベレリンは植物の成長に關はる物質)

※右が變異體
これの變異は劣性遺傳なので、親指姫變異體のDNAからは正常な野生型の遺傳子は取れないはずです。
しかし、調べてみると、野生型の遺傳子も見つかるのです。
これは、成長途中にある細胞で(ジベレリン受容體をコードする遺傳子に插入されてゐる)トランスポゾンが脱離した証拠です。
ただし、脱離した細胞は少數なので、外見は小さいままです。
といふ感じで、トランスポゾンが脱離したことを確かめることができましたと。
トランスポゾンについての研究體驗をしてきました。
まずトランスポゾンとは何か。
トランスポゾンといふのは、一言でいふと「DNA上を動く鹽基配列」です。
トランスポゾンには二種類あります。
・レトロトランスポゾン・・・DNAからRNA轉寫→そこから相補的な配列のDNA(cDNA)が逆轉寫→そのDNAがある場所に插入
・DNAトランスポゾン・・・DNAがある場所から離脱→違ふ場所に插入
といふ感じです。
レトロトランスポゾンはその配列がコピーされて別の所にズバズバ入っていくのに對し、DNAトランスポゾンはDNA上である配列がピョッと離脱して他の場所にスポッと入るやつです。
自分が實驗してきたのはDNAトランスポゾンの方です。DNAトランスポゾンが移動することを「轉移」と云ひます。
ではトランスポゾンがいつ轉移するか。「DNAって生物によって決まってるものだから、少しでも變ってしまふとやばいんぢゃない?」って思ってる人もゐるやうですが、實はこのトランスポゾンのせゐで(お蔭で)DNAは刻々と變ってゐます。(トランスポゾンの轉移は動物では少なく、植物では多いやうです。)
不斷は轉移しないやうに制御されてゐるみたいですね。しかし、環境の變化によって刺激が加はるとそれがトランスポゾンの轉移を促して(制御が外れて)DNAが變化します。そして偶然、環境に適應できるやうに進化できれば・・・といふやうに、トランスポゾンは進化の原動力と言はれています。

同じトウモロコシなのに實の色が違ふ。これはトランスポゾンが轉移したりしなかったりしてゐる結果です。こんなに頻繁に飛んでゐるんですね。
因みにこの「動く遺傳子」を發見したバーバラ・マクリントックはトウモロコシを見てこのアイディアを思ひ付いたさうです。
實驗にはイネを使ひました。
今回はミュータント(變異體)に親指姫變異體といふ、矮小型のものをもちゐました。
この變異體はジベレリンの受容體(タンパク質)をコードする遺傳子に、トランスポゾンが插入した結果、發現しなくなったものです。
(ジベレリンは植物の成長に關はる物質)

※右が變異體
これの變異は劣性遺傳なので、親指姫變異體のDNAからは正常な野生型の遺傳子は取れないはずです。
しかし、調べてみると、野生型の遺傳子も見つかるのです。
これは、成長途中にある細胞で(ジベレリン受容體をコードする遺傳子に插入されてゐる)トランスポゾンが脱離した証拠です。
ただし、脱離した細胞は少數なので、外見は小さいままです。
といふ感じで、トランスポゾンが脱離したことを確かめることができましたと。
植物テルペン類
勿体無いのでレポートの一部を晒します。
東工大生寫すなよ!w
植物がテルペン類を放出したり、薬理活性物質を含むのはなぜか。
テルペン類とは、植物が出す二次代謝物であり、イソプレンを構成單位とする炭化水素である。揮發性物質であり、殺菌・防蟲效果がある。防蟲劑として知られてゐるナフタレンはもともとクスノキの二次代謝物として發見されたものである。二次代謝物は植物の成長に直接の關係はないが、植物に必要なものとなってゐる。また、他の植物の成長を抑制したり、例へばタンニンのやうに消化を阻碍する物質もある。さらに、これらの揮發性物質はエアロゾルとして雨の核となるので、森林に雨が降りやすい要因にもなってゐる。このため、森林から水が出て行かない。これは森林が「緑のダム」と呼ばれてゐる理由の一つである。
一般に「香辛料」や「ハーブ」などの匂ひの元となる物質もテルペン類である。
ここで、「人間が何故テルペン類を良い匂ひだと知覺するのか」といふことについて考察する。テルペン類は殺菌・防蟲の效果があるものであった。人間が「良い」と知覺するものは(例へば「甘い」「旨い」といった味覺のやうに)人間の體に必要なものであるとすると、テルペン類も、自分の體を菌から守るために人間が好んで攝取するものだと豫想できる。
實際に辛いものが好まれてゐる地域を見てみると、インド、東南アジア、四川など湿潤な氣候であることが多いやうだ。このやうな地域では香辛料の力を借りた殺菌が必要になってゐると考へられる。ただ、日本のやうに湿潤な氣候であっても、醗酵などによって食品を保存することもできるので、このやうな氣候であっても必ずしも香辛料が使はれてゐるわけではなさうである。
しかし、「殺菌・防蟲效果があるから」では人間が香辛料を生物的、本能的に好む理由にはならない。おそらく、進化の過程に於いてテルペン類を「良い匂ひだ」と思ひ、偶然的に自分の體を菌から守ることができた種が生き殘ってきた、とするのが妥當であらう。
「良藥口に苦し」ともいふが、それは不斷は口にしない「薄めた毒」であって、不斷の健康を保つ爲の食餌の藥はさうではないやうである。
東工大生寫すなよ!w
植物がテルペン類を放出したり、薬理活性物質を含むのはなぜか。
テルペン類とは、植物が出す二次代謝物であり、イソプレンを構成單位とする炭化水素である。揮發性物質であり、殺菌・防蟲效果がある。防蟲劑として知られてゐるナフタレンはもともとクスノキの二次代謝物として發見されたものである。二次代謝物は植物の成長に直接の關係はないが、植物に必要なものとなってゐる。また、他の植物の成長を抑制したり、例へばタンニンのやうに消化を阻碍する物質もある。さらに、これらの揮發性物質はエアロゾルとして雨の核となるので、森林に雨が降りやすい要因にもなってゐる。このため、森林から水が出て行かない。これは森林が「緑のダム」と呼ばれてゐる理由の一つである。
一般に「香辛料」や「ハーブ」などの匂ひの元となる物質もテルペン類である。
ここで、「人間が何故テルペン類を良い匂ひだと知覺するのか」といふことについて考察する。テルペン類は殺菌・防蟲の效果があるものであった。人間が「良い」と知覺するものは(例へば「甘い」「旨い」といった味覺のやうに)人間の體に必要なものであるとすると、テルペン類も、自分の體を菌から守るために人間が好んで攝取するものだと豫想できる。
實際に辛いものが好まれてゐる地域を見てみると、インド、東南アジア、四川など湿潤な氣候であることが多いやうだ。このやうな地域では香辛料の力を借りた殺菌が必要になってゐると考へられる。ただ、日本のやうに湿潤な氣候であっても、醗酵などによって食品を保存することもできるので、このやうな氣候であっても必ずしも香辛料が使はれてゐるわけではなさうである。
しかし、「殺菌・防蟲效果があるから」では人間が香辛料を生物的、本能的に好む理由にはならない。おそらく、進化の過程に於いてテルペン類を「良い匂ひだ」と思ひ、偶然的に自分の體を菌から守ることができた種が生き殘ってきた、とするのが妥當であらう。
「良藥口に苦し」ともいふが、それは不斷は口にしない「薄めた毒」であって、不斷の健康を保つ爲の食餌の藥はさうではないやうである。









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