ゲシュタルト崩壊

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ゲシュタルト崩壊

ゲシュタルト(gestalt)とはドイツ語で「形態」と言う意味です。
分かりやすく言うと「まとまり」、「全体性」とでも言えるでしょうか。

ゲシュタルト崩壊(gestaltfall)とは簡単に言うと
ある文字・模様などをじっと見ていると、
認識できたはずのそれが認識できなくなる。

と言うことです。

良くある事ではないでしょうか。
小学校で漢字の練習などをしていたときに、
「漢字1文字を20個書きなさい!でないと死刑だから!」
などという宿題がでて、同じ字を何個も書いていると、逆にその文字が何なのか分からなくなった事がよくありました。最近ではよく漢和辞典を引くのですが、その大きな文字をじっと見ているとよく分からなくなってくる事があります。

音声についてもゲシュタルト崩壊は起こると思います。
ドラクエに「アクバー」というモンスターが居ますが、小学校の頃何回も「アクバー」と連呼していたらその言葉が初めて聞いたように感じられたことがあります。

「当たり前だ」と思っていたことが違う風に認識されるとゲシュタルト崩壊は起こるらしいですね。

現在その原因ははっきりと分かっていないらしいですが、(文章を普通に読んだり、普通に会話したりと)普通に生活していたら起こらないので、比較的普通でない事が起こっているといえるでしょう。
普通・・・普通・・・

「ふつう」と聴いてふつうにふつうの意味が分からなくなった人も居るのではないでしょうか?
(書きながら一瞬意味が分からなくなりました

ゲシュタルト崩壊は「まとまりが崩れる」といういみですから、↑の場合
「普通」→「ふ・つ・う」or「ふつー」→「f・u・ts・u」
となっていると考えられます。(最後まで行く人は居ないと思いますがw
右に行くに連れて意味が分からなくなっています。

文字として認識した場合は
「普通」→「普・通」→「並・日・之・マ・用」→・・・
そこまで行かないかもしれませんが、ある部分だけに意識が集中して変な風に見えたりすることがありますね。

これは意識の方向が『一つの単語としての「普通」』の意味ではない方向(音とか、文字とか)に向いたからだと考えられます。
もう「普通」の「普」が変な字に見えてきました。げしゅたると。

申告漏れの脳科学者の茂木健一郎さんは脳科学の立場から説明しています。
http://www.qualia-manifesto.com/qualia/qualia-j-0.html


簡単に言うと
心が感じる質感、つまり「認識」には「感覚的クオリア」と「志向的クオリア」という2パターンがあって、
瞬間的に感じる時は「感覚的クオリア」
時間をかけて感じるときは「志向的クオリア」
が働くと言うことです。

正しくは瞬間的でも「志向的クオリア」が働いていますが、その方向は一定です。
「普通」←これを普通に認識したときは「志向的クオリア」が正しい方向に向いているという事です。
正しいというかなんというか、「いつもと同じ」とでも言いましょうか。

雲を見てある人はソフトクリームだと思ったり、ある人はウ○○だと思ったりと、それは「志向性クオリア」が違う方向に働いているという事なのでしょう。
もともとその雲には「雲」という志向性しかないので、その後の志向性の変化は人それぞれなのです。

茂木さんの理論で行くと
ゲシュタルト崩壊は
『「志向的クオリア」の方向がいつもと変わること』
ですね。

これも一説に過ぎませんが、かなり的を射ていると思います。




よくテレビで白黒のまだら模様みたいな絵が出てきて
「これは何に見えるでしょう」
という問題がありますね。
答えが分かってしまうとそれにしか見えなくなりますが、それは「志向性クオリア」が答えの方向にしか向かなくなった結果だと思われます。

ゲシュタルト崩壊が起こる一方、こうした「ゲシュタルト形成」とでも言えるようなことが起こっているのは面白いですね。げしゅたると。
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テーマ : 科学・医療・心理
ジャンル : 学問・文化・芸術

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No title

ゲシュタルト崩壊
日本人友達の口癖。

そして使い方絶対間違えてるというw
この記事見せてやらないと・・・。

No title

>トトツカ御さん
一時期その単語が話題になったらしいですね。(今も?
昨日テレビ番組で見たので調べてみました。

日常で不思議に思うこと(要はあるあるネタ)に名前が付いてるのも面白いですよね。

震えてもいない携帯がブルブル感じるのは
「Phantom vibration syndrome」
って言うらしいですね。
日本語で訳すと「幽震症」でしょうかw

No title

この間の文化祭で、開成焼きに焼印を押しまくっていたら(おそらく2日間で1000個以上)、途中から開成焼きが食品とは思えなくなりました。
これもゲシュタルト崩壊の一つかな。

震えてもいない携帯が震えているように感じるのあるあるww
シンドロームだからどちらかというと症候群だぬ。

ちなみにうとうと寝ているときに体が「びくっ」ってなる現象を「ジャーキング現象」って言うんだぜ!勉強になりますね~

開成焼き吹いたww

"風"とかゲシュタルト崩壊しやすいらしいよね。
あとこれ最近じゃ"ゲシュタる"って動詞になってたりとか。ゲシュタって来たぜええぇ!

どうでもいいけどゲシュタルト崩壊って見るたびにゲルト崩壊に見えるんだよなぁ・・・

No title

>けいおん
お疲れ様です。
症候群って一連の病気を言うんだよね。
携帯のブルブルが何で症候群なのか・・・
コレは予想だけど、syndromeじゃなくてsymptomの間違いだと思う。
だから敢えてどちらとも取れる「症」にしておいた・・・
って一々説明する事かこれはw
(なんかギャグを説明している気分だ

>Loki
まぁそのうち廃れるんだろうね。
みんながちゃんと理解してれば残るんだろうけど。

人狼やりたいね・・・。
あとラジオどうにかして何とかしようね。

No title

と投稿したところで
携帯のブルブル以外にも、条件反射で脳が錯覚するのを
phantom vibration syndrome
って呼んでる、というideaが・・・
多分そうだ。
だったら名づけるなら「反射錯覚症候群」だ!(そのまま
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Author:try
千葉県1992年生まれ。
東京工業大学・生命理工学部
趣味はアニメ・ラジオ・ゲーム全般。声優に詳しい。
野球も好き。広島カープファン。
言語学が趣味で生物学は勉強中。語学はロシア語と中国語。
「学習は問題場面において解決を求めて行なわれるランダムな試行錯誤の結果生じるものだ。」―Thorndike

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